惜しがる(読み)オシガル

デジタル大辞泉 「惜しがる」の意味・読み・例文・類語

おし‐が・る〔をし‐〕【惜しがる】

[動ラ五(四)]惜しいという気持ちを表す。残念そうにする。「―・る様子もなく差し出す」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「惜しがる」の意味・読み・例文・類語

あたらし‐が・る【惜がる】

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 ( 形容詞「あたらし」の語幹接尾語「がる」の付いたもの ) 価値あるものがむなしくなるのを惜しいと思い、その気持を外に表わす。残念がる。
    1. [初出の実例]「さる、時の有職(いうそく)のかくものし給へば、世の中、惜しみあたらしがりて、御とぶらひに参り給はぬ人なし」(出典源氏物語(1001‐14頃)若菜下)

おし‐が・るをし‥【惜がる】

  1. 〘 自動詞 ラ行五(四) 〙 ( 形容詞「おしい」の語幹に接尾語「がる」の付いたもの ) 心をひかれて、「おしい」と思う気持を表わす。
    1. [初出の実例]「ケンワウワ スグレタル シンカノ ホロブル コトヲバ、テアシヲ モガルル ゴトクニ voxigaruto(ヲシガルト) アルモ」(出典:天草本伊曾保(1593)イソポの生涯の事)

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