惜陰(読み)セキイン

デジタル大辞泉 「惜陰」の意味・読み・例文・類語

せき‐いん【惜陰】

《「陰」は歳月の意》時の早く過ぎていくのを惜しむこと。また、少し時間を惜しんで努力すること。

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精選版 日本国語大辞典 「惜陰」の意味・読み・例文・類語

せき‐いん【惜陰】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「陰」は歳月の意 ) 時間がむなしく過ぎ去るのを惜しむこと。転じて、わずかの時間を惜しんで努力すること。
    1. [初出の実例]「人方少壮時、不惜陰。雖知不太惜」(出典言志録(1824))
    2. [その他の文献]〔楊発‐太陽合朔不賦〕

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普及版 字通 「惜陰」の読み・字形・画数・意味

【惜陰】せきいん

時を大事にする。〔晋書、陶侃伝〕常に人に語りて曰く、大禹はなるに、乃ち寸陰を惜しめり。衆人に至りては、當(まさ)に陰を惜しむべし。

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