衆人(読み)シュウジン

デジタル大辞泉 「衆人」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐じん【衆人】

大勢の人。「衆人注目を集める」
[類語]万人諸人大方一般世間世人せじん世俗公衆

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精選版 日本国語大辞典 「衆人」の意味・読み・例文・類語

しゅう‐じん【衆人】

  1. 〘 名詞 〙 ( 古く「じゅうじん」とも )
  2. 多くの人。大勢の人。もろ人。諸人。
    1. [初出の実例]「登時衆人共云、時既応過、宜湏立拝」(出典続日本紀‐天平勝宝九年(757)七月庚戌)
    2. 「屈原が楚に在りしに似たり 衆人皆酔へり〈皇甫曾〉」(出典:和漢朗詠集(1018頃)下)
    3. [その他の文献]〔詩経‐周頌・臣工〕
  3. 普通の人。世間一般の人。
    1. [初出の実例]「就中に此の鹿の射る事、衆人に勝れたる」(出典:今昔物語集(1120頃か)一九)
    2. [その他の文献]〔史記‐予譲伝〕

しゅ‐にん【衆人】

  1. 〘 名詞 〙しゅうじん(衆人)
    1. [初出の実例]「衆人(シュニン)を将道して、この難をすぎむとす」(出典:妙一本仮名書き法華経(鎌倉中)三)
    2. 「この風体の品々も、当世のしゅにん、所々にわたりて」(出典:風姿花伝(1400‐02頃)七)

しゅ‐じん【衆人】

  1. 〘 名詞 〙しゅうじん(衆人)〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「糸竹のしらべに歌舞を尽し、衆人(シュジン)をなぐさめ候はば」(出典:評判記色道大鏡(1678)一二)

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普及版 字通 「衆人」の読み・字形・画数・意味

【衆人】しゆうじん

世の人。多くの人。〔楚辞漁父〕世を擧げて皆濁り、我獨りし 衆人皆ひ、我獨り醒めたり 是(ここ)を以て放たれたり

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