日本歴史地名大系 「意冨志麻神社」の解説 意冨志麻神社おうしまじんじや 石川県:羽咋郡志賀町大島村意冨志麻神社[現在地名]志賀町大島大島(おしま)の海岸中央部に突出する諸願堂(しよがんどう)の基部に鎮座。タブノキ、ケヤキ、エノキなどの原生林の社叢は古くから沿岸漁師の山ダメ(方位・位置判定)の目標にされた。祭神は奥津島比売命・辺津島比売命・市寸島比売命。旧村社。弘治二年(一五五六)九月の社頭表葺棟札が残り、永禄五年(一五六二)九月一一日の追銘に「大島宮之ウワフキ」とある。同八年の追銘によると、八月二七日に大島(おおしま)宮の作事に着工、大島村・福野(ふくの)村・福井(ふくい)村三ヵ村の惣鎮守として三ヵ村はもとより周辺の村々からも奉加を得ている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by