愚衷(読み)グチュウ

デジタル大辞泉 「愚衷」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐ちゅう【愚衷】

自分真心をへりくだっていう語。
「区々の―をあわれ瞭察あらせられ」〈染崎延房・近世紀聞〉

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精選版 日本国語大辞典 「愚衷」の意味・読み・例文・類語

ぐ‐ちゅう【愚衷】

  1. 〘 名詞 〙 おろかな真心。自分の真心をへりくだっていう語。自己のいつわりのない心を相手に伝えようとする時に用いる。
    1. [初出の実例]「深弁痛論、繁詞累言、聊罄愚衷」(出典語孟字義(1705)上)
    2. 「区々の愚衷(グチウ)を遖(あは)れ瞭察在らせられ宜しく御処分下さるるやう」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉七)
    3. [その他の文献]〔洛陽伽藍記‐城東〕

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普及版 字通 「愚衷」の読み・字形・画数・意味

【愚衷】ぐちゆう

誠心。

字通「愚」の項目を見る

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