愛敬歯(読み)あいきょうば

精選版 日本国語大辞典 「愛敬歯」の意味・読み・例文・類語

あいきょう‐ばアイキャウ‥【愛敬歯】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 顔つきや表情に愛らしさを添える歯。八重歯など。
    1. [初出の実例]「折節愛嬌歯(アイケウバ)も出して情らしう笑はぬでは無いが」(出典恋慕ながし(1898)〈小栗風葉〉三〇)
  3. 特に女性お歯黒をつけたあとで、上の二本前歯だけお歯黒を落して白くすること。また、その歯。江戸時代、文化年間(一八〇四‐一八)頃流行した。
    1. [初出の実例]「鉄漿(おはぐろ)をつけたあとで、上歯二枚をわざわざ磨きおとして、真白にしたるは、愛敬歯(アイキャウバ)とか号(なづ)けて、此連の流行なり」(出典:滑稽本・四十八癖(1812‐18)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む