日本大百科全書(ニッポニカ) 「感受性菌」の意味・わかりやすい解説 感受性菌かんじゅせいきん 化学薬剤、抗生物質などの医薬品、農薬やバクテリオファージなどによって発育阻止および殺菌、溶菌を受けやすい細菌や糸状菌のこと。耐性菌の対語。近年、抗生物質剤などの乱用や長期投与あるいは特定の農薬の連用によって、これらの薬剤に対して耐性あるいは抵抗性を有する病原菌が増加している。このような耐性をもった病原菌を耐性菌というが、感受性菌は人為的な選抜を受けず、以前から自然界に分布していた正常な病原菌ということができる。[梶原敏宏][参照項目] | 耐性菌 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例