愴然(読み)ソウゼン

デジタル大辞泉 「愴然」の意味・読み・例文・類語

そう‐ぜん〔サウ‐〕【×愴然】

[ト・タル][文][形動タリ]悲しみに心をいためるさま。
艦上に黙して立つ人をして、―として涙あらしむ」〈独歩愛弟通信

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精選版 日本国語大辞典 「愴然」の意味・読み・例文・類語

そう‐ぜんサウ‥【愴然】

  1. 〘 形容動詞ナリ活用タリ 〙 いたみ悲しむさま。愴愴
    1. [初出の実例]「人の命のみじかきをおもへば、ひとり愴然としてなんだ下れり」(出典:養生訓(1713)一)
    2. [その他の文献]〔戦国策‐趙策・襄子〕

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普及版 字通 「愴然」の読み・字形・画数・意味

【愴然】そう(さう)ぜん

いたみ悲しむさま。漢・陳琳〔呉の将校部曲に檄する文〕(泰)・(孝)の門は、辜(つみ)無くして戮(りく)(死刑)を被り、離して林沒(いんぼつ)す。之れを言へば愴然を爲すべし。

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