(読み)ソウ

デジタル大辞泉 「愴」の意味・読み・例文・類語

そう【愴】[漢字項目]

[音]ソウ(サウ)(漢)
悲しみに打ちひしがれる。「愴然悽愴せいそう悲愴

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「愴」の読み・字形・画数・意味


13画

[字音] ソウ(サウ)
[字訓] いたむ・かなしむ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は倉(そう)。〔説文〕十下に「傷むなり」、〔広雅、釈詁二〕に「怨むなり」、〔広雅、釈詁三〕に「悲しむなり」とみえ、心傷み悲しむをいう。

[訓義]
1. いたむ、かなしむ。
2. 搶と通じ、みだれる。

[古辞書の訓]
名義抄〕愴 イタム・ウレフ・ウラム・アハレブ・イタマクハ・イタムラクハ

[語系]
愴・瘡・創tshiang、傷・慯・殤sjiangは声義近く、ともに創傷によって悲しむ意がある。惻tshikも痛傷の意で、この系統の語である。

[熟語]
愴矣愴焉・愴愴恨愴思愴恤愴情・愴心・愴神愴悽・愴然・愴楚愴愴愴惻愴怛・愴愴慮・愴・愴
[下接語]
哀愴・感愴・空愴・摧愴・惨愴・酸愴・愀愴・悄愴・悽愴・楚愴・惻愴・悲愴・余愴

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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