懸開発村(読み)かけかいほつむら

日本歴史地名大系 「懸開発村」の解説

懸開発村
かけかいほつむら

[現在地名]高岡市開発本町かいほつほんまち大坪町おおつぼまち三丁目・宝町たからまち向野町むかいのまち向野本町むかいのほんまち

小矢部川右岸、領家開発りようけかいほつ村の東方に位置。川筋変遷によってできた河原を開いて、近世初期に村立てした。明暦二年(一六五六)の村御印留と寛文一〇年(一六七〇)の村御印の草高六二七石・免四ツ五歩(三箇国高物成帳)。宝永三年(一七〇六)七石余の畑新開(「高免等書上帳」折橋家文書)、安政元年(一八五四)五石ほどの請高新開が行われた(「極高新開根帳」高樹文庫)用水十七じゆうしちヶ用水の分流庄方しようかた用水と国方くにかた用水を利用し、文政一一年(一八二八)の水当高は庄方用水六〇四石・国方用水四〇石(「十七ヶ用水取分け絵図」同文庫)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android