戎橋筋(読み)えびすばしすじ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「戎橋筋」の意味・わかりやすい解説

戎橋筋
えびすばしすじ

大阪市中央部、道頓堀(どうとんぼり)川に架かる戎橋の南詰から、南海電鉄難波(なんば)駅前に至る、南北約400メートルの街筋。戎橋の名は、江戸時代、今宮戎神社(いまみやえびすじんじゃ)への参詣(さんけい)通路の橋であったことに由来する。1885年(明治18)阪堺(はんかい)鉄道(現、南海電鉄)のターミナル難波駅が設けられてから、街路が整い、背後の道頓堀、千日前歓楽街を控えて商店街として発展、北に続く心斎橋(しんさいばし)筋とともに都心商店街をなす。1970年(昭和45)ミナミ地下街(虹(にじ)の町。現呼称、なんばウォーク)ができた。

[位野木壽一]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「戎橋筋」の意味・わかりやすい解説

戎橋筋
えびすばしすじ

大阪市中央区南部の繁華街路。道頓堀にかかる戎橋から南へ,南海電気鉄道難波駅までの間の街路で,北に続く心斎橋筋一連の商店街をなし,ミナミ地下街 (通称「虹の町」) や難波地下センターとも結ばれる。衣料品店,装飾品店,飲食店などが多い。

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