成尊(読み)せいぞん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「成尊」の解説

成尊 せいぞん

1012-1074 平安時代中期の僧。
長和元年生まれ。真言宗仁海(にんがい)について出家,京都山科(やましな)の小野曼荼羅(まんだら)寺の2世となる。後三条天皇信頼があつく,延久4年東寺一長者となる。延久6年1月7日死去。63歳。通称は小野僧都。著作に「小野六帖(ろくじょう)口決」「真言付法纂要抄(さんようしょう)」。

成尊 じょうそん

せいぞん

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の成尊の言及

【愛染王法】より

…この法は愛染王念誦法と護摩法とがあり,秘法とされるが,それとは別に最極秘法としての〈如法愛染法〉がある。日本における愛染王法の成立を求めると,小野曼荼羅寺開基の仁海(にんがい)が《愛染王大次第》《愛染王鈔》を編んだと伝えられており,その弟子の成尊(せいそん)は1065年(治暦1)ごろ後三条天皇の即位を祈ってこの法を修し,成尊の弟子範俊(はんじゆん)もしばしば愛染王法を修した。また80年(承暦4)に範俊は如法愛染法を修して《如法愛染次第》をあらわしている。…

※「成尊」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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