カーブース(その他表記)Qābūs b. Washmgīr

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カーブース」の意味・わかりやすい解説

カーブース
Qābūs b. Washmgīr

[生]?
[没]1012
イランのカスピ海南岸地方を支配したジヤール朝第4代の王 (在位 977~1012) 。ブワイフ朝と争って敗れ,長年その領土を追われていたが,のちに旧領土を回復詩人として名高く,また学者,文人の保護者としても知られる。その生涯は,彼の孫カイ・カーウースの著わした『カーブースの書』 Qābūs Nāme (82) に記されている。

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世界大百科事典(旧版)内のカーブースの言及

【ゴンバデ・カーブース】より

…初期イスラム建築の傑作の一つ。1006∥07年に,カスピ海南岸地方を支配したジヤール朝の君主カーブースの命で建造された。墓廟という機能のほかに支配者の権威を象徴する役割をも果たしたと考えられる。…

※「カーブース」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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