日本歴史地名大系 「成身院」の解説 成身院じようしんいん 埼玉県:児玉郡児玉町小平村成身院[現在地名]児玉町小平小山(こやま)川(身馴川)の南に位置する。平等山宝金剛寺と号し、真言宗豊山派。本尊は不動明王。開山元昭は応永元年(一三九四)没、開基は鎌倉公方足利持氏といわれるが、歴代位牌には「開山元空上人、敬三上人等若干世、中興第一世元昭上人」とあり、応永以前に成身院が建てられていたと考えられる。寛永一九年(一六四二)の小平(こだいら)村百姓の朱印写書上(成身院文書)によると、天正一九年(一五九一)一一月に那賀(なか)郡中沢(なかざわ)郷のうちで朱印地一〇石を寄進されているが、当時の朱印状は元和三年(一六一七)の火災によって失われたという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by