我部祖河村(読み)がぶしかむら

日本歴史地名大系 「我部祖河村」の解説

我部祖河村
がぶしかむら

[現在地名]名護市我部祖河がぶそか内原うちはら

羽地はにじ間切の西部に位置し、南は伊差川いじやしちや村。集落は小さな丘陵の周囲に立地する。東に広大な羽地はにじターブックヮが広がり、我部祖河がぶそか川が北西に流れ、奈佐田なさだ川と合流して呉我ぐがー村で羽地はねじ内海に注ぐ。「おもろさうし」巻一七の八に「ゑさしか(伊差川)」とともに「かふすか」がみえる。絵図郷村帳に羽地間切「がぶそか村」がみえる。琉球国高究帳でも同様に記され、高頭一八二石余、うち田一八〇石余・畠一石余。「琉球国由来記」では我部祖河村とみえ、当村の我部祖河之嶽(神名中森之御イベ)は中尾ノロ、神アシアゲは伊差川ノロが祭祀を管轄した。乾隆七年(一七四二)の竿入帳によると屋敷数三一(真羽地)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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