戒力(読み)カイリキ

デジタル大辞泉 「戒力」の意味・読み・例文・類語

かい‐りき【戒力】

仏教戒律を守ることによって得られる不思議な力。また、その功徳
何事も―と申す御事にて渡らせ給ひ候ひける」〈義経記・七〉

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精選版 日本国語大辞典 「戒力」の意味・読み・例文・類語

かい‐りき【戒力】

  1. 〘 名詞 〙 仏語持戒または受戒したことによって生じる功徳の力、または効験。かいりょく。
    1. [初出の実例]「前生の御戒力に、又国王のくらゐをすてたまへる出家の御功徳」(出典:大鏡(12C前)三)
    2. 「十善の戒力にて天子とはなり給へども」(出典:神皇正統記(1339‐43)中)

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