普及版 字通 「戛」の読み・字形・画数・意味
戛
11画
[字訓] ほこ・うつ・たたく
[説文解字]
[字形] 会意
(しゆ)+戈(か)。は首。〔説文〕十二下に「(ほこ)なり」とし、会意とする。〔爾雅、釈詁〕に「常なり」、〔爾雅、釈言〕に「禮なり」とあるのは、〔書、康誥〕「大戛に(したが)はず」の大法の意によって訓するが、他にその用義例がみえない。〔書、益稷〕「戛として鳴球をつ」は、玉を撃つ擬声語。多く戛撃の意に用いる。
[訓義]
1. ほこ、長いほこ。
2. たたく、うつ、玉をうつ声。
3. 楷と通じ、かた、のり。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕戛 スル・ウツ・ハラフ・ウヤマフ 〔字鏡集〕戛 ホコ・タチ・ウツ・ハラフ・スル・ウヤマフ・ツネ
[熟語]
戛戛▶・戛玉▶・戛撃▶・戛羹▶・戛瑟▶・戛然▶・戛磨▶
[下接語]
玉戛・戛・大戛・痛戛・摩戛
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報