戡定(読み)カンテイ

デジタル大辞泉 「戡定」の意味・読み・例文・類語

かん‐てい【×戡定】

[名](スル)勝って乱をしずめること。平定
「徳川氏禍乱を―せしより」〈田口日本開化小史

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精選版 日本国語大辞典 「戡定」の意味・読み・例文・類語

かん‐てい【戡定】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「戡」は勝つの意 ) 敵に勝って乱を平定すること。武力で乱をしずめること。鎮定。平定。
    1. [初出の実例]「武也者戡定禍乱也」(出典:東海一漚集(1375頃)三)
    2. 「斯の如くの形勢にては恐らく戡定に至るべきの期なかるべし」(出典:近世紀聞(1875‐81)〈染崎延房〉八)
    3. [その他の文献]〔書経‐康王之誥〕

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普及版 字通 「戡定」の読み・字形・画数・意味

【戡定】かんてい

討ち定める。〔書、康王之誥〕惟(こ)れ新たに陟(のぼ)れる王、畢(ことごと)く賞罰に協(かな)ひ、厥(そ)の功を戡定し、用(もつ)て(あまね)く後人に休を(のこ)したまへり。

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