戦争と精神疾患

共同通信ニュース用語解説 「戦争と精神疾患」の解説

戦争と精神疾患

戦禍での不安や恐怖、軍隊生活のストレスによる心の病気。日中戦争初期に旧陸軍省などが「皇軍にはいない」と存在を隠蔽いんぺいしたとの研究もある。太平洋戦争の終戦時に関連資料が焼却されたり散逸したりして断片的な記録しかないとされる。1938年以降、国府台こうのだい陸軍病院(千葉)を中心に精神疾患の診療が行われ、東京や佐賀に国立療養所が開設。63年制定の戦傷病者特別援護法に基づき、戦争に関する公務が原因と国が認定した旧軍人・軍属戦傷病者手帳を交付した。うち療養が必要な人には国庫で費用を支給する。

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