戸山新田(読み)とやましんでん

日本歴史地名大系 「戸山新田」の解説

戸山新田
とやましんでん

[現在地名]八街市富山とやま

大関おおせき新田村の東方に位置し、東は文違ひじかい村と柳沢やなぎさわ牧。もとは柳沢牧付の野地で、上勝田かみかつた(現佐倉市)が草銭を納め草刈権をもっていたが、同村から榎戸えのきど新田村と大関新田村が独立したため、明暦二年(一六五六)三村による分割の取決めがなされた。この取決文書に「外山」とみえる。分割は各村の軒数に比例し一軒につき一町二反一畝としたもので、上勝田村五五軒・六六町五反余、榎戸新田村二四軒・二九町余、大関新田村九軒・一〇町八反余の計一〇六町四反余が当時の規模であった(八街町史)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android