戸方村(読み)とかたむら

日本歴史地名大系 「戸方村」の解説

戸方村
とかたむら

[現在地名]安心院町戸方

上庄かみじよう村の南、津房つぶさ川の右岸にある。東はくちつぼ村、南は楢本ならもと村。山間部の村で、津房谷の入口にあたるところから地名が生じたという。近世領主変遷妻垣つまがけ村に同じ。小倉藩元和人畜改帳・元禄豊前国高帳・天保郷帳などに記載はなく、楢本村に含まれて高付されていたとみられる。「津房遺文」などによると、寛政年中(一七八九―一八〇一)に中津藩領上楢本のうちをさいて一村になったというが、史料上は不明。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android