戸村 政博(読み)トムラ マサヒロ

20世紀日本人名事典 「戸村 政博」の解説

戸村 政博
トムラ マサヒロ

昭和・平成期の牧師 日本基督教団日本堤伝道所センター牧師。



生年
大正12(1923)年2月3日

没年
平成15(2003)年2月21日

出生地
山口県下松市

学歴〔年〕
日本基督教神学専門学校〔昭和28年〕卒

学位〔年〕
M.A.(米国マコーミック神学校)

経歴
日本基督教団芦別教会牧師となり、米国に留学。昭和37年から日本基督教団宣教部(伝道・社会)幹事を務め、50年日本基督教団浅草北部教会牧師、のち日本堤伝道所牧師。この間、教団の憲法擁護、紀元節復活反対声明、戦争責任告白などの推進役を務め、42年からは靖国神社国営化の動きに抗して教団は靖国神社問題特別委員会を設け、幹事、委員長として活動。この間、「靖国闘争」「日本人と靖国問題」などを編集、運動の組織化とまとめ役を果たした。63年以降は昭和天皇死去をめぐり、全国各地を巡回・講演し、反天皇制運動の一貫を担った。著書に「キリストのかたちなるまで」「この囲いの羊をも」「日本はどこへ行くのか」「天皇制国家と神話」「即位礼と大嘗祭を読む―現代と王権」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android