戸締め(読み)トジメ

デジタル大辞泉 「戸締め」の意味・読み・例文・類語

と‐じめ【戸締め】

戸を締めること。戸締まり。
江戸時代庶民に科した刑罰の一。家の門を釘付けにして外出を禁じ、謹慎させるもの。釘付け。

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精選版 日本国語大辞典 「戸締め」の意味・読み・例文・類語

と‐じめ【戸締・戸〆】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 戸を締めること。
  3. 江戸時代の刑罰の一つ。門を貫(ぬき)で筋違いに釘打ちするもの。庶民の軽犯罪に科せられる刑罰であるが、農民の場合は農業ができないため、原則として適用されなかった。必要やむを得ない場合、裏口からの出入りは許された。
    1. [初出の実例]「家主は急度過料出させ、戸〆可申付候、且又家居之儀も遂吟味」(出典:御触書寛保集成‐二二・享保三年(1718)一〇月)

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