戻換(読み)レイカン(その他表記)inversion

翻訳|inversion

デジタル大辞泉 「戻換」の意味・読み・例文・類語

れい‐かん〔‐クワン〕【戻換】

inversion論理学で、定言的判断変形による直接推理の一。ある判断から主語矛盾概念を主語に、述語を同じくする、新しい判断を導き出す推理。例えば、「すべてのsはpである」から「ある非sはpでない」を導出する類。逆換

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「戻換」の意味・わかりやすい解説

戻換
れいかん
inversion

妥当な変形推理一つで逆換ともいう。2つの場合があり,主語はいずれも全称肯定形が単称否定形に,述語は肯定は否定に否定は肯定に変化する。 (1) 「すべてのSはPである」 (A) →「ある非SはPでない」 (O) 。 (2) 「すべてのSはPでない」 (E) →「ある非SはPである」 (I) 。記号論理学立場では (1) では「非P」,(2) では「P」の存在仮定が必要である。

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