デジタル大辞泉 「扇売り」の意味・読み・例文・類語 おうぎ‐うり〔あふぎ‐〕【扇売り】 1 近世、夏に扇の地紙を売り歩いた商人。注文があると、その場で紙を折って扇を作った。地紙売り。2 近世、江戸で、元日未明から年玉用の扇を売り歩いた商人。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「扇売り」の意味・読み・例文・類語 おうぎ‐うりあふぎ‥【扇売】 〘 名詞 〙① =おうぎじがみうり(扇地紙売)《 季語・夏 》扇売り①〈七十一番職人歌合〉[初出の実例]「あふぎは候。みんな一ぽん扇にて候。扇うり」(出典:七十一番職人歌合(1500頃か)一三番)② 年玉用の扇を売り歩くこと。また、その者。江戸時代、元旦未明から触れ声高く売り歩いた。《 季語・新年 》[初出の実例]「あふぎうりかけ取の気をよわくする」(出典:雑俳・柳多留‐一一(1776)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例