手節(読み)テブシ

デジタル大辞泉 「手節」の意味・読み・例文・類語

て‐ぶし【手節】

手首関節
腕前。手並み。また、腕っぷし。
「はめるならはめてみさっしゃい。わしにも―がござるは」〈滑・膝栗毛・三〉

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精選版 日本国語大辞典 「手節」の意味・読み・例文・類語

て‐ぶし【手節】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 手首の関節。手首。
    1. [初出の実例]「吹き細工まわらぬ手ぶしひねる首」(出典:雑俳・雲鼓評万句合‐寛延三(1750))
  3. 手で書いた文字手跡筆跡
    1. [初出の実例]「いけぬ手ぶしの方へ御返事」(出典:俳諧・武玉川(1750‐76)一三)
  4. 物事を上手にやりこなす力やわざ。また、腕力。腕前。手なみ。うでぶし。
    1. [初出の実例]「こっちで出来るからなどと、手ぶしもきかぬ内に」(出典:談義本・当世穴穿(1769‐71)一)

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