日本歴史地名大系 「才元村」の解説 才元村さいのもとむら 兵庫県:佐用郡上月町才元村[現在地名]上月町才金(さいかね)皆田(かいた)村の北、金子(かなご)村の北西に位置し、熊井(くまい)川・大地(おおじ)川の二つの谷に才元・熊井・大地の三集落がある。熊井谷は熊井峠を境として美作国吉野(よしの)郡牛飼宮原(うしかいみやばら)村(現岡山県作東町)に、大地谷は標高三〇〇メートルの山頂で同郡大聖寺(だいしようじ)村(現同上)に接する。大地・熊井の両谷はともに多くの小谷をもち広大な山林がある。慶長国絵図に才本村とみえる。江戸時代の領主の変遷は寛永一七年(一六四〇)までは上月村に、以後は平尾(ひらお)村に同じ。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報