打ち上る(読み)うちのぼる

精選版 日本国語大辞典 「打ち上る」の意味・読み・例文・類語

うち‐のぼ・る【打上】

  1. 〘 自動詞 ラ行四段活用 〙 ( 「うち」は接頭語 )
  2. 川上に上る。一説に「佐保」にかかる枕詞
    1. [初出の実例]「打上(うちのぼる)佐保の河原青柳は今は春へとなりにけるかも」(出典万葉集(8C後)八・一四三三)
  3. 高い所へのぼる。
    1. [初出の実例]「タカイ トコロニ vchinobotte(ウチノボッテ)」(出典:天草本平家(1592)四)
  4. 都の方へ行く。
    1. [初出の実例]「頼朝が打のぼらんことをまちて」(出典:愚管抄(1220)五)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android