デジタル大辞泉 「打ち添ふ」の意味・読み・例文・類語 うち‐そ・う〔‐そふ〕【打ち添ふ】 [動ハ四]付き添う。加わる。「おぼつかなく悲しきことの、―・ひて絶えぬを」〈源・若菜上〉[動ハ下二]つけ加える。「幸ひに―・へて、なほあやしうめでたかりける人なりや」〈源・少女〉 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「打ち添ふ」の意味・読み・例文・類語 うち‐そ・う‥そふ【打添】 [ 1 ] 〘 自動詞 ハ行四段活用 〙 ( 「うち」は接頭語 ) そばを離れないでいる。近くにある。加わる。連れだつ。[初出の実例]「又なき御おぼえながら、そねみ給ふ人うちそひ」(出典:源氏物語(1001‐14頃)匂宮)「かしづかれて、うちそひて下りしを」(出典:更級日記(1059頃))[ 2 ] 〘 他動詞 ハ行下二段活用 〙 ( 「うち」は接頭語 ) つけ加える。そばに置く。いっしょにする。[初出の実例]「住のえのまつを秋風吹くからに声うちそふる沖つ白波〈凡河内躬恒〉」(出典:古今和歌集(905‐914)賀・三六〇) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例