扱所(読み)あつかいじょ

精選版 日本国語大辞典 「扱所」の意味・読み・例文・類語

あつかい‐じょ あつかひ‥【扱所】

〘名〙
① ある定まった業務を取り扱う所。
明治の光(1875)〈石井富太郎編〉二「此節は大切な御布告故へ、能く見て置けと、扱所から、口上の添ふて回って来た時が大変ぢゃ」
事件事務などを取り扱うところ。裁判所役場など。
歌舞伎東京日新聞(1873)序幕「手前達(てめえたち)が其やうにあんまり往来ではびこるから、扱所(アツカヒジョ)から呼ばれて、此通り御箇条書が渡ったわ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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