デジタル大辞泉 「把住」の意味・読み・例文・類語 は‐じゅう〔‐ヂユウ〕【把住】 [名](スル)1 とらえとどめおくこと。「窈然ようぜんとして同所に―する趣で嬉しいのである」〈漱石・草枕〉2 禅宗で、師が弟子を指導するとき、向上させるために、弟子のもつ誤った考えを打破・否定して、困惑・絶望に追いこむこと。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「把住」の意味・読み・例文・類語 は‐じゅう‥ヂュウ【把住】 〘 名詞 〙① =はじょう(把定)〔碧巖録‐七六則・垂示〕② 物事をとらえ、とどめおくこと。[初出の実例]「其観察せらるるものを意識に把住し」(出典:哲学階梯(1887)〈今井恒郎訳〉一) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例