おり‐かえしをりかへし【折返】
- 〘 名詞 〙
- ① 和服や洋服などで、折って二重にした部分。
- [初出の実例]「帷子(かたひら)のおりかへし、袖すそのおりかへし、よからぬ業なり」(出典:評判記・色道大鏡(1678)二)
- ② 詩や歌で、各節の末尾に同じ語句を繰り返して用いること。また、その語句。リフレイン。
- [初出の実例]「僕も最初の抑揚の浅いあの折返しの部分しか覚えて居ないので〈略〉そこだけしか弾けないのだが」(出典:放浪時代(1928)〈龍胆寺雄〉一)
- ③ ある所まで行って、来た方向にひき返すこと。また、その地点。
- [初出の実例]「ちと宿に叶はぬ用事を失念して来たれば、折返しに急に帰りて来るべし」(出典:浮世草子・風流曲三味線(1706)六)
- ④ ( 副詞的にも用いる ) 手紙などで、すぐ返事をするさま。
- [初出の実例]「それが折返しの今日の絶望的な細君の葉書だった」(出典:湖畔手記(1924)〈葛西善蔵〉)
- ⑤ 平面上の図形をその平面上の直線に関して線対称移動すること。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の折返の言及
【合同変換】より
…平面上の各点をその平面上の点にうつす写像によって,任意の2点間の距離が不変に保たれるとき,この写像を合同変換,または運動という。平面上の各点を一定の方向に一定の距離だけずらせた点にうつす平行移動(図1),平面上の各点を一定点のまわりに一定角だけ回転した点にうつす回転移動(図2),平面上の各点を一定直線に関して対称な点にうつす折返し(対称移動)(図3)はいずれも平面上の合同変換である。平面上の合同変換によって平面はそれ自身の上に1対1にうつり,図形は位置を変えるだけでその形や大きさを変えない。…
※「折返」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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