デジタル大辞泉
「折形」の意味・読み・例文・類語
おり‐かた〔をり‐〕【折(り)形】
1 目録または進物を包む紙の折り方。
2 赤飯を他家へ配るときのごま塩など、薬味類を入れて小さく折った紙包み。
3 紙を折っていろいろな物の形を作ること。折り紙細工。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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おり‐かたをり‥【折形】
- 〘 名詞 〙
- ① 飾り物や進物などを紙で包むときに、その紙を折る形式。
- [初出の実例]「『清さんに何を教はった』『アノ折形(オリカタ)でございます』」(出典:人情本・閑情末摘花(1839‐41)一)
- ② 赤飯などを贈るときに、ごま、塩などを入れる紙包み。
- [初出の実例]「越路の国に胡椒桝の粉の折形(をリカタ)を備へ」(出典:俳諧・本朝文選(1706)一〇・頌類・蕎麦切頌〈雲鈴〉)
- ③ 紙を折りたたんで物の形を作ること。また、そのもの。折紙。
- [初出の実例]「折形の蛙」(出典:随筆・嬉遊笑覧(1830)六下)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の折形の言及
【折紙】より
…〈折紙〉は本来,古文書の料紙の形状をさし,また後述のように贈物の包み方の意も含んでいる。江戸時代には造形遊びの方を折居(おりすえ),折形(おりかた)といった言葉で呼んでいたようである。これが明治のころからは畳紙(たたみがみ),摺紙(たたみがみ),折りもの,折紙細工などとなり,やがて今日の折紙となる。…
※「折形」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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