折鶴(読み)オリヅル

デジタル大辞泉 「折鶴」の意味・読み・例文・類語

おりづる【折鶴】[書名]

泡坂妻夫短編小説。昭和62年(1987)発表縫箔ぬいはく職人の男と、かつての恋人再会が招く悲劇を描く。昭和63年(1988)、第16回泉鏡花文学賞受賞

おり‐づる〔をり‐〕【折(り)鶴】

色紙いろがみなどを折って鶴の形にしたもの。
[補説]書名別項。→折鶴

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精選版 日本国語大辞典 「折鶴」の意味・読み・例文・類語

おり‐づる をり‥【折鶴】

〘名〙
① 紙を折りたたんで鶴の形にしたもの。折紙細工の鶴。
※俳諧・俳諧新選(1773)三「折鶴の羽も動くや今朝の秋〈茶蕾〉」
紋所の名。折鶴を図案化した紋。
※宇津保(970‐999頃)吹上上「をりづるの文の指貫・綾掻練の袿」

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デジタル大辞泉プラス 「折鶴」の解説

折鶴

泡坂妻夫の短編の恋愛ミステリー小説、また同作を表題作とする小説集。作品集は1988年刊行で、同年の第16回泉鏡花文学賞を受賞。

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