押広げる(読み)オシヒロゲル

デジタル大辞泉 「押広げる」の意味・読み・例文・類語

おし‐ひろ・げる【押(し)広げる】

[動ガ下一][文]おしひろ・ぐ[ガ下二]
のばして広げる。広げる。「畳の上に地図を―・げる」
押し広める2」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「押広げる」の意味・読み・例文・類語

おし‐ひろ・げる【押広】

  1. 〘 他動詞 ガ下一段活用 〙
    [ 文語形 ]おしひろ・ぐ 〘 他動詞 ガ下二段活用 〙 ( 「おし」は接頭語 )
  2. 小さくなっていた物、閉じていたものなどを開く。ひろげる。また、拡張する。〔日葡辞書(1603‐04)〕
    1. [初出の実例]「紙おしひろげくるくると」(出典:浄瑠璃・冥途の飛脚(1711頃)上)
  3. 物事、考えなどを他に及ぼす。
    1. [初出の実例]「時勢の緩急を察し私智を拡(オシヒロゲ)て公智と為すの義ならん」(出典文明論概略(1875)〈福沢諭吉〉三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android