押広める(読み)オシヒロメル

デジタル大辞泉 「押広める」の意味・読み・例文・類語

おし‐ひろ・める【押(し)広める】

[動マ下一][文]おしひろ・む[マ下二]
広く行き渡らせる。普及させる。「運動全国に―・める」
他に及ぼす。さらに範囲を広げる。押し広げる。「調査研究を国際的に―・める」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「押広める」の意味・読み・例文・類語

おし‐ひろ・める【押広・推広】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]おしひろ・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 ( 「おし」は接頭語 )
  2. 物事をひろくゆきわたらせる。ひろげる。ひろめる。
    1. [初出の実例]「故推而広之〈略〉とは、薄々酒勝茶湯、醜々婦勝空房と云を推しひろめて、東州楽府を補て、既一篇を作たれども」(出典四河入海(17C前)一三)
  3. 論旨を他に推し及ぼす。
    1. [初出の実例]「御本意を拡張(オシヒロメ)しばかり毫(すこし)私意は加へ申さず」(出典:新浦島(1895)〈幸田露伴一八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android