押込・抑込(読み)おさえこむ

精選版 日本国語大辞典 「押込・抑込」の意味・読み・例文・類語

おさえ‐こ・む おさへ‥【押込・抑込】

〘他マ五(四)〙
① おさえて動けないようにする。
温泉(1930)〈梶井基次郎〉一「彼はまるで獲物を捕った虎のやうに刳物台(くりものだい)を抑へ込んでしまってゐる」
柔道で、相手に「おさえこみ」のわざをかける。
澪標(1960)〈外村繁〉「私は勇敢に立ち向かふが、直ぐ寝業に押へこまれる」
野球で、投手が好投して相手の打撃を封じる。

おさえ‐こみ おさへ‥【押込・抑込】

〘名〙 柔道で、相手をあおむけにし、上からおさえて、相手の自由な動作を制した体勢。三〇秒続ければ一本、二五秒で技ありとなる。おさえわざ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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