抽象概念(読み)チュウショウガイネン

デジタル大辞泉 「抽象概念」の意味・読み・例文・類語

ちゅうしょう‐がいねん〔チウシヤウ‐〕【抽象概念】

事物事象の具体的全体から一般的性質をもつ部分抽象したものを示す概念。⇔具体概念

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「抽象概念」の意味・読み・例文・類語

ちゅうしょう‐がいねんチウシャウ‥【抽象概念】

  1. 〘 名詞 〙 抽象によってとらえられたものをさす概念。具体的な経験内容から、ある性質、関係状態などを抜き出して考える場合の、その性質、関係、状態をさすもの。たとえば、経験内容全体をさす「人間」に対して、そこから抽出した「人間性」「寛大」「勇気」などのたぐい。属性概念
    1. [初出の実例]「此の意味では抽象概念は判断の賓概念から生じたもの、所謂属性概念に相当し」(出典:論理学(1916)〈速水滉〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android