担桶(読み)タゴ

デジタル大辞泉 「担桶」の意味・読み・例文・類語

た‐ご【担桶】

水や糞尿ふんにょうなどを入れて、天秤棒てんびんぼうでになって運ぶおけ。にないおけ。たごおけ。

たご‐おけ〔‐をけ〕【×桶】

たご(担桶)」に同じ。

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精選版 日本国語大辞典 「担桶」の意味・読み・例文・類語

た‐ご【担桶】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 水などを入れて、天秤(てんびん)棒などでになうおけ。にないおけ。たごおけ。〔黒本本節用集(室町)〕
    1. [初出の実例]「Tagouo(タゴヲ) ニナウ」(出典日葡辞書(1603‐04))
  3. ( 「こえたご(肥桶)」の略 ) 糞尿を入れて運ぶおけ。こえおけ。たごおけ。
    1. [初出の実例]「江戸では無用京都では担桶を出し」(出典:雑俳・柳多留‐四四(1808))

たご‐おけ‥をけ【担桶】

  1. 〘 名詞 〙
  2. たご(担桶)〔明応本節用集(1496)〕
  3. たご(担桶)
    1. [初出の実例]「尿桶 今案由波利於計 俗云多古(ゴ)於計」(出典:多識編(1631)四)

たん‐ご【担桶】

  1. 〘 名詞 〙 担い桶(おけ)。肥をいれる桶。たご。こえたご。〔文明本節用集(室町中)〕

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