おけ

精選版 日本国語大辞典 「おけ」の意味・読み・例文・類語

おけ

〘感動〙 神楽歌催馬楽などのはやしことば神楽歌では、本方(もとかた)に対して末方(すえかた)のはやすことば。
※催馬楽(7C後‐8C)飛鳥井「飛鳥井に 宿りはすべし や 於介(オケ)蔭もよし 御甕(みもひ)も寒し 御秣(みまくさ)もよし」
[補注]「古語拾遺」には「竹の葉、飫憩(おけ)の木の葉を以て手草と為しむ」とあって木の名とするが、はやしことば「おけ」の起源を神楽(かぐら)の手草(たぐさ)(=舞人が手に持つもの)と考えた、当時の語源解釈である。

おけ

〘名〙 (「おうけ」の変化した語。多く動詞の連用形に接続し、接尾語的に用いられる) 物の消費に耐える度合。手ごたえ。で。
浮世草子傾城色三味線(1701)鄙「痩(やせた)はだきおけがない」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「おけ」の意味・読み・例文・類語

おけ

[感]神楽歌や催馬楽さいばら囃子詞はやしことば
「飛鳥井に宿りはすべし、や、―」〈催馬楽・飛鳥井〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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