持回る(読み)モチマワル

デジタル大辞泉 「持回る」の意味・読み・例文・類語

もち‐まわ・る〔‐まはる〕【持(ち)回る】

[動ラ五(四)]物や用件などを持って関係者のところを順に回っていく。「見本を―・る」「試案を―・る」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「持回る」の意味・読み・例文・類語

もち‐まわ・る‥まはる【持回・持廻】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙
  2. あちこちへ持って歩く。方々へ持って行く。
    1. [初出の実例]「当所の絵図なんどまで持廻(もちマハ)られ候ける条武敵の至り」(出典太平記(14C後)四)
  3. 同一の物や事柄を、関係者の間を手渡しさせて順次にめぐらす。
    1. [初出の実例]「この重要な命令の起草は、散々あちこち持ちまわられたあげく」(出典:ニッポン日記(1951)〈井本威夫訳〉一九四五年一二月一〇日)

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