デジタル大辞泉 「当所」の意味・読み・例文・類語 とう‐しょ〔タウ‐〕【当所/当処】 1 この場所。この土地。当地。2 事務所・事業所など、「所」の付く機関が自身をさしていう語。[類語]土地・地ち・地方・当地・御当地・現地・地元・地じ・地域・区域・地区・地帯・界隈かいわい 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「当所」の意味・読み・例文・類語 あて‐ど【当所】 〘 名詞 〙① 当てる所。当てるべき所。[初出の実例]「相伝の主の頸を斬らん事心うくて、涙にくれて太刀のあてども覚えねば」(出典:保元物語(1220頃か)上)② めあて。心あたり。目的。[初出の実例]「たづねゆきてみんとて、思ふあてどをとひ給へば」(出典:咄本・一休咄(1668)三)「当所(アテド)のかならず違ふものは世の中」(出典:浮世草子・日本永代蔵(1688)二) とう‐しょタウ‥【当所・当処】 〘 名詞 〙① 現在の場所。この土地。ここ。当地。[初出の実例]「我は当所(タウショ)三聖なり」(出典:発心集(1216頃か)二)② 自分が所属している、または話題にしている、この事務所・事業所など、「所」と名のつく施設・機関。[初出の実例]「おまへさん方は、今回大阪監獄署より当所に伝逓に相成たる被告人等である」(出典:妾の半生涯(1904)〈福田英子〉七) あたり‐どころ【当所】 〘 名詞 〙① 当たる場所や箇所。当たった所。[初出の実例]「縄が新しくなると、当分当りどころが違ふから、縛(いましめ)を感ぜないのだらう」(出典:青年(1910‐11)〈森鴎外〉八)② 急所。つぼ。[初出の実例]「針でさすやうにあたり処にあたったぞ」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例