持節大将軍(読み)ジセツタイショウグン

デジタル大辞泉 「持節大将軍」の意味・読み・例文・類語

じせつ‐たいしょうぐん〔ヂセツタイシヤウグン〕【持節大将軍】

古代朝廷から節刀を与えられて、辺境反乱鎮定するために派遣された軍団の総指揮官。鎮定する対象により、征隼人・征夷征東などを冠してよばれた。持節大使

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「持節大将軍」の意味・読み・例文・類語

じせつ‐たいしょうぐんヂセツタイシャウグン【持節大将軍】

  1. 〘 名詞 〙 令制で、国家統治に服しない辺境の諸集団を鎮定するために派遣された軍団の総指揮官で、天皇から節刀を授けられた人。鎮定の対象により、征隼人、征夷、征東などを冠してよばれた。持節将軍。持節大使。
    1. [初出の実例]「以式部卿正四位上藤原朝臣宇合持節大将軍、〈略〉為海道蝦夷也」(出典:続日本紀‐神亀元年(724)四月丙申)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android