持節(読み)ジセツ

デジタル大辞泉 「持節」の意味・読み・例文・類語

じ‐せつ〔ヂ‐〕【持節】

節刀を持つこと。また、その使者あるいはその任務

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精選版 日本国語大辞典 「持節」の意味・読み・例文・類語

じ‐せつ ヂ‥【持節】

〘名〙 (「節」は君主の命を受けた使者が授けられるしるし) 節とくに節刀を持つこと。また、その人。あるいは、その任務。
※詩序集(1133頃)雪中動遠情詩序〈惟宗孝言〉「塞垣持節之人、思漢宮以腸断」 〔史記‐絳侯周勃世家〕

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普及版 字通 「持節」の読み・字形・画数・意味

【持節】じ(ぢ)せつ

使者としてのしるし。〔漢書武伝〕單于(ぜんう)~盡(ことごと)く路充國等を歸す。武其の義を嘉(よみ)し、乃ち武をはし、中將を以てを持し、匈奴の留められてに在るらしむ。因りて厚く單于に賂し、其の善答ふ

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世界大百科事典(旧版)内の持節の言及

【将軍】より

…《続日本紀》によって奈良時代の実例を見ると,大将軍,将軍,副将軍には征討に直接関係のない場合も少なくない。また征夷将軍,征東将軍,征夷大将軍,征東大将軍,征狄(せいてき)将軍,征越後蝦夷将軍,陸奥鎮東将軍,陸奥鎮守将軍,鎮狄将軍,征西将軍,征隼人持節大将軍,鎮西将軍など,各種の将軍の任命されたことも知られる。さらに,将軍号こそないが,征夷大使,征東使,征東大使なども事実上の将軍,大将軍であった。…

※「持節」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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