振出手形(読み)フリダシテガタ

精選版 日本国語大辞典 「振出手形」の意味・読み・例文・類語

ふりだし‐てがた【振出手形】

  1. 〘 名詞 〙 銀行がある金額預託を受けた際に預け主に渡す証券。預け主またはその指図人要求に応じて金額を支払うことを約束するもの。預金手形
    1. [初出の実例]「預り金として地方銀行の振出手形等を受取ることを禁ず」(出典:銀行小言(1885)〈富田鉄之助〉下)

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世界大百科事典(旧版)内の振出手形の言及

【手形】より

…江戸中期ころから,計量貨幣の金銀貨が通用したが,大坂では手形の使用が盛んで,大坂近在や隔地間の取引をはじめ,都市内の薪炭から米魚に至る節季の支払にまで用いられた。 手形の中には一局地内に流通した藩や豪農発行の私的手形もあるが,江戸時代両替屋を通じて流通したおもな手形には,為替手形,振出手形,振差紙(ふりさしがみ),預り手形の四つがあった。そのほかに大手形,素人手形などあるが,為替手形は大坂―江戸間の為替取引に用いられた。…

※「振出手形」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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