預託(読み)ヨタク

デジタル大辞泉 「預託」の意味・読み・例文・類語

よ‐たく【預託】

[名](スル)
金銭または物品を一時的に預けること。「債券証券取引所預託する」
国庫財政融資資金などに金銭を預けること。「財政融資資金預託金」
[類語]預金貯金預ける託するゆだねる任せる寄託信託委託委任付託言付ける頼む

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「預託」の意味・読み・例文・類語

よ‐たく【預託】

  1. 〘 名詞 〙 金銭または物品を一時的に預けること。
    1. [初出の実例]「公債証書及現金は大蔵省預金部へ預託を為すことを得」(出典:明治三十七八年戦役に関する一時賜金預託制(明治三九年)(1906))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ASCII.jpデジタル用語辞典 「預託」の解説

預託

株式などの有価証券を預ける行為のことを指す。投資家が証券会社を通じて株式を購入した際、保管振替制度を利用して実質株主になるための手続きを行なう際、投資家は証券会社に、証券会社は証券保管振替機構に当該株式を預けるが、その行為を指して「預託」という。一方、海外市場で株式を上場する際、現地銀行信託銀行などに株式を預託することになり、その株式の権利を表した証券を発行し、それを海外の証券取引所に上場、この証券が「預託証券」(DR)と呼ばれる。日本企業では、ソニーが初めてニューヨーク証券取引所に預託証券を上場させた。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android