法則の辞典 「振動の方程式」の解説 振動の方程式【equation of vibration】 (1) d2u/dt2+a2u=0の形の微分方程式(a>0)をいう.この方程式の一般解は u=C1 sin ωt+C2 cos ωt=Asin(at+b) の形で与えられる単振動に相当するから,単振動の方程式,あるいは単に「振動の方程式」と呼ばれることが多い. (2) 絃や膜,棒,気体の微小振動や電磁振動など,物理学分野における微小振動現象のモデルを扱う式.この場合の数学的モデルは,x=(x1,x2,…,xn)を空間的変数として の形に書ける.これを振動の方程式という.F(x,t)は外力を表す. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報