振子電車(読み)ふりこでんしゃ

精選版 日本国語大辞典 「振子電車」の意味・読み・例文・類語

ふりこ‐でんしゃ【振子電車】

  1. 〘 名詞 〙 曲線区間にさしかかると遠心力に応じて車体が傾くようにつくられた電車。曲線区間で従来よりも高速で走行することができる。

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百科事典マイペディア 「振子電車」の意味・わかりやすい解説

振子電車【ふりこでんしゃ】

鉄道線路の曲線区間における通過速度を向上させるため,振子原理を利用して脱線転覆の防止を図った電車。車体と台車の間に振子用のコロを取り付け,曲線通過時に働く遠心力で車体を振らせる振子装置を組み入れ,さらに台車の回転中心を進行方向に対し後方に移動させ前・後軸の横圧を平均化させる心皿移動方式をとっている。この方式の381系特急電車は現在JR中央本線,紀勢本線,伯備線などで使われている。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「振子電車」の意味・わかりやすい解説

振子電車
ふりこでんしゃ

車体傾斜式列車

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