据置く(読み)スエオク

デジタル大辞泉 「据置く」の意味・読み・例文・類語

すえ‐お・く〔すゑ‐〕【据(え)置く】

[動カ五(四)]
場所を定めて据え備える。「庭に石灯籠を―・く」
動かさないで、また手をつけないで、そのままの状態にしておく。「運賃を―・く」「拡張計画が―・かれる」
預貯金公社債などを、一定期間払い戻し・償還しないでおく。「満期定期預金を―・く」

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精選版 日本国語大辞典 「据置く」の意味・読み・例文・類語

すえ‐お・くすゑ‥【据置】

  1. 〘 他動詞 カ行五(四) 〙
  2. すえておく。人や物をある一定の位置や場所に置いたり居させたりする。
    1. [初出の実例]「母の命(みこと)は 斎忌戸(いはひへ)を 前に坐置(すゑおき)片手には 木綿取り持ちて」(出典万葉集(8C後)三・四四三)
  3. そこにおいたまま動かさないで、あるいは手をつけないでそのままの状態にしておく。放置する。
    1. [初出の実例]「知らぬ所にすゑをきて、此男は消えうせぬとみしを」(出典:源氏物語(1001‐14頃)手習)
  4. 貯金債券年金などを、一定の期間、償還、払い戻しをしないでおく。

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