デジタル大辞泉
「掌編小説」の意味・読み・例文・類語
しょうへん‐しょうせつ〔シヤウヘンセウセツ〕【掌編小説】
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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しょうへん‐しょうせつシャウヘンセウセツ【掌編小説】
- 〘 名詞 〙 短編よりさらに短い小説の形式。機知に富んだ、軽妙な小品。フランスにおけるコントや二行小説にあたる。てのひらの小説。大正一五年(一九二六)に刊行された川端康成の「感情装飾」に収められている作品を、千葉亀雄が称したことばに基づく。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の掌編小説の言及
【コント】より
…19世紀に入ってバルザックの《コント・ドロラティク(風流滑稽譚(こつけいたん))》やフローベールの《トロア・コント(三つの物語)》などが生まれたが,とりわけモーパッサンがこの形式を愛用した。日本では掌編小説,小品とも訳され,風流を取りこんだ日常観察の断片や,気のきいた風刺や諧謔(かいぎやく)味のある短編をさす。江戸小咄などの楽しい語りの伝統を受け継いだ近代的な文学ジャンルといえる。…
※「掌編小説」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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